ピントチェックをしよう。
毎朝、撮影に出かけていてもピンぼけ写真の数が減りません。 そこでEF600とEF400のピントチェックをしてみました。 巷ではレンズとカメラの相性があってAFで撮影しても前ピンや後ピンになる事があると聞いてます。そしてそれはデジタル一眼ほど発生率が高いようです。野鳥撮影では被写体の大きさと距離が色々でピントの合う確率もその都度違うように思えます。 σ(^^;の場合、ほとんどをMFでピントを合わせてますがヒット率が低いので折角のシャッターチャンスもピンぼけでは泣くに泣けません。今回のテストは、AF時の誤差、AFとMFでの誤差、ファインダー像との誤差など注意しながら行いました。 まず、テスト撮影用にこんなのを作ってみました。 A4用紙にスケールを書き、2cm角のターゲットを三つ作ります。それを2cm間隔でスケールの上に前後に並べて置いて、真ん中のターゲットにピントを合わせて結果を見て前ピンか後ピンか判断すると言うわけです。 被写体距離は約6.5mです。 ファインダースクリーンは、ミノルタのL型。レンズの絞り値は開放。 一度フォーカスして撮影したらピントリングを無限遠にして再びフォーカスするようにしました。 |
☆EF400F5.6L AF AFでのピントは問題ない。ファインダー像にも違和感はない。 |
MFでの撮影はファインダー像をよく確認しながら微調整をした後、シャッターを切る |
微調整したにもかかわらず、前ピンぎみのカットがあった。目がピントを合わせてるのか? ☆EF600F4L こちらもAFでのピントは問題なし。ファインダー像もOK。 |
MFでのピント合わせは10カット中、半分が若干前ピン傾向だった。 |
上記の結果からMFでの撮影は前ピンになる傾向が強いことが解った。視度調整を再調整したりしてみたがそれほど違いはなかった。ファインダーで掴めない程度のピンずれなのかも知れないが、ファインダー像を目で見る限りピントは来てる気がするけど。 次に視度補正をもっともマイナス側へ回し、視度調整レンズを付けてファインダー倍率を向上させる裏技を使い、MFを中心にテストした。使用レンズはEF600のみ。 今回はスケールの横にぬいぐるみを置いて、ぬいぐるみの目にピントを合わせる事にする。ぬいぐるみの目の位置はスケールの真ん中と同位置にしてピントのずれをチェックする。また、MFでのピント合わせは出来るだけ素早く合わせシャッターを切る。これは実際の野鳥撮影では被写体を見つけたら兎に角素早く撮影しないと何時飛ぶか解らないので微調整なんてしてる暇はない。また動いてる鳥だと一瞬を切り取る感じなので微調整する暇はない。という風に実際の撮影に沿ったピント合わせを行った。 ONE-SHOT AF撮影 |
AFでは一旦、左目にフォーカスエリアを合わせてからAF作動。その後、構図を決めている。 |
MF撮影 |
やはり少し前ピン傾向が出てしまった。10カット中、後ピン2、前ピン3という結果だった。 |
☆実験結果 MF撮影時の前ピン傾向がどうしても治らないので実際に撮影する時は少しピントリングをずらしたカットも撮っておこうと思います。また、今回の実験で改めてAFの精度の良さを確認できたので出来るだけAFも使う様に心がけようと思います。 あと、フォーカスエイドも使える時は使う様にして感覚を掴んでいくのも良いかもしれませんね。 今回はL型スクリーンでのテストでしたがM型だともう少しヒットする確率は上がったかもしれません。でも暗いからねぇ。r(^^;; |