D30画質比較 その1 2001.06.23
6/22に出会ったアオバズクをモデルに色々試し撮りをしたのでその結果をご覧頂きます。
1.測光モードの比較 分割測光vs部分測光
D30には分割測光、部分測光、中央部平均測光の三種類の測光モードが有りますがその内の分割測光と部分測光の違いを見てみました。
フォーカスエリアは中央1点でアオバズクの胸部分を狙ってます。EOSは伝統的にフォーカスエリア中心で測光を計算しますからどちらも同じ条件かと思います。両方を比べると分割測光(左側写真)の方がほんのわずかですがアンダー気味に見えます。木の葉の間から洩れる光に反応した結果でしょうかね。
2.段階露出
露出補正の変化を見てみました。-2/3EV〜+2/3EVまで1/3段ずつ変化させてます。D30は元々アンダー目の絵作りを信条としてるようですがレタッチが面倒だと思うなら+1/3〜+2/3EVを常用とした方がいいかも知れません。しかし、その場合白飛びが発生する確率は高くなり救えない画像が出来上がることも考えておかねばなりません。
D30は明部より暗部の方がラチチュードが広いと言われアンダー目に撮ってレタッチで適正露出を作り出すのがよりベターな方法だと言われてます。比較画像を見ても-2/3EVの画像も暗部が潰れるということはありませんでした。
個人的には余程の明暗差が無い限り、±0EVで撮ってレタッチというスタンスが良いと思ってます。
ただし、飛翔写真等の空抜きの場合と順光で白鷺(コサギ、チュウサギ、ダイサギなどの白い鳥)を撮る場合は露出補正を適切に行わないと前者はどアンダー、後者は飛び捲りな画像を量産してしまいます。とくに飛翔写真はチャンスが1回きりですから瞬時の判断が要求されるわけです。筆者はまだそこまで至ってませんので試行錯誤の連続です。(ーー;)
3.絞り値の比較
EF400F5.6Lの絞り開放と1段絞りの画質比較です。特に画質の違いは無いように感じます。
まぁ、鳥を撮る場合、絞りは開放でしか使わないのが普通です(シャッタースピードを稼ぎたい)から開放絞り時の画質(シャープネスとボケ方)に拘ってレンズをチョイスするのがいいのではないでしょうか?
次回はRAWとJPEGの比較など予定してます。