鳥見日記 2002年5月18日 土曜日
05:50〜14:45
曇り/雨
 今日は國友さんと宮崎御池遠征です。前日夜9時に福岡を発ち、12時に現地着。
夜中の2時に鹿児島の「鳥見たい」のattoさんと合流しました。その後、朝まで車の中で寝て待ちます。朝起きるとキビタキ、サンショウクイ、アカショウビンの声が聞こえて来ます。アカショウビンを見るべく、観察小屋へと出発します。
途中、道を間違うアクシデントも有りましたがその分多くの鳥さん達の声が聞けました。
森の中は大きな原生林が生い茂り、暗くて鳥さんも高い木の上の方にいてなかなか写真は撮れません。こうなったらISO1600でも1/25〜1/40くらいなのですがブレブレ覚悟での撮影です。↓は道を間違ったお陰で出会えたミソサザイ。やっと撮れました。
 野鳥の森を観察小屋へ向かいながらの探鳥では、キビタキ♀、ゴジュウカラ、サンショウクイ、シジュウカラ、ヤマガラ、イカル、ムシクイ類など見られました。キビタキ、ゴジュウカラ共、撮影は出来ませんでしたが初認です。他に姿は見えなかったけどアカショウビン、ヤイロチョウ、サンコウチョウの声が聞けました。
 やっとの思いで観察小屋に到着です。さて、あとはアカショウビン、ヤイロチョウ、サンコウチョウなどを待つだけです。が、肝心のアカショウビンすら来てくれません。ヤイロチョウが鳴いてる事を管理事務所の方にお聞きしてヤイロチョウを見に行きますが目の前で鳴いてるのに姿を確認することは出来ませんでした。再び観察小屋に戻りますが途中でシカ三頭と遭遇。撮影したけどこれもブレブレでした。(~~;

 観察小屋でattoさんが用意してくれた昼食を食べて観察小屋を諦めて野鳥の森を通りキャンプ村まで山を下りることにしました。
下山してると苔の生えた石がゴロゴロしてる所でミソサザイが盛んに鳴いてます。
様子を伺ってると枯れ木の上に止まってくれました。
 このミソサザイさんはこのあとσ(^^;達の真横まで来て愛嬌を振りまいてくれました。
間近で見るミソサザイはとても可愛いかったです。(^^;
 キャンプ場へ着くと突然の雨。管理事務所で休んでるとヤイロチョウが駐車場傍の森に来て鳴いてます。車を停めてる所へ戻ると別れを惜しむ様に(?)ヤイロチョウとアカショウビンが近づいてきて間近で鳴き声を聞かせてくれました。これには感激。するとヤイロチョウが見れそうな場所まで移動したみたいです。

 最後の悪あがきで林道へ入り見に行くと林道でヤブサメがウロウロしてます。これにも吃驚です。ヤブサメは私たちを無視する様に3mほどまで近づき餌を見つけては何度も土手の横穴に持ってきます。土手の方をみるとなんとヤブサメの雛が穴の入り口に出てきて並んで待ってました。これまた感激。
 暫く観察してましたが雨の中でも撮影しなきゃって慌てて機材を取りに行き濡れながら撮影です。しかし、暗い。おまけに一脚忘れて手持ちです。結局ブレブレでこの1枚が唯一マシなカットでした。(~~; ヤブサメも初認です。(^^)

 ヤブサメの親鳥は雛たちに餌を与えつつ外へ促してる様子。そして数回餌を運んでやった所で雛たちは次々と親鳥の後を追う様に巣穴の傍から飛び立ちました。
なんとこれはヤブサメ雛の巣立ちだったのです。ヤブサメが見れただけでも嬉しいのにまさか巣立ちまで見れるなんて。帰り際のビックイベントで一気に盛り上がります。(^^)

 巣立ちを見送って車の方へ戻るといつの間にかヤイロチョウとアカショウビンの声は遙か彼方に移動してました。 最後にとても貴重な体験をして興奮さめやらぬまま、attoさんとお別れして福岡へ戻りました。

今日のフィールドと観察種
・宮崎県御池
・コゲラ、サンショウクイ、ヒヨドリ、ミソサザイ、ヤブサメ、キビタキ、ヤマガラ、シジュウカラ、ゴジュウカラ、メジロ、イカル、スズメ、ハシボソガラス

・声が聞けた鳥
・キジバト、アオバト、ツツドリ、アカショウビン、アオゲラ、ヤイロチョウ、ウグイス、サンコウチョウ、エナガ、ヒガラ
撮影データ
EOS 1D EF400F5.6L
絞り優先AE(f5.6) ISO1600 MF
一脚使用 JPEG LargeFine トリミング&レタッチ
カワセミ王国 カワセミポイント:D029
←戻る     Top     進む→